柴犬17歳との日常&介護日記

17歳オスの柴犬「くり」との日常や、いよいよ本格的になってきた介護の記録です。

17歳になりました

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↑なぜかソファの下にハマっていた
 

17歳になりました

ここ数ヶ月で、ますます老いに拍車がかかったクリさん。

つい先日、無事17歳を迎えました。
人間でいうと、90歳くらい?
ずっと私に寄り添ってくれて感謝です。

食事事情

夏が苦手だったクリさんですが、今年の夏はかなり調子が良く、ご飯もモリモリ食べて割と元気に過ごしていました。
が、涼しくなってきた9〜10月頃、急に食欲が落ちてしまいだいぶ痩せてしまいました。
 
最近はまた食欲が復活してきたものの、ご飯を食べる体勢が保てず倒れ込んでしまうこともしばしば。
手からフードを食べるのも難しくなってきたので、ふやかしたフードを100均で売ってるハチミツ入れに入れて、寝てる口元の横からフードを入れて食べさせたりしています。
 
また、旦那と相談して「この歳になると食べる事が一番の楽しみだろうから、食べられそうなものは何でもあげよう」という事に決めました。
 
私の方針でフード以外のものはあまりあげてこなかったのですが、今では食パンやブロッコリーや鶏肉やバナナなどもモリモリ食べさせてます。
あ、もちろん犬に良くない物(玉ねぎなど)はあげてませんよ。
 

最近の過ごし方

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1日のうち寝てる時間がますます増えましたが、起きてる間はヨタヨタと私の足元にきてくっ付いていたり(時々近づいている事に気が付かず、足で蹴ってしまうこともしばしば…)、人がいる方にいちいち移動したりと家の中では割と元気。
 
一方で朝晩の散歩ではほとんど歩かなくなり、しっこだけして後はのんびり外気浴をするというスタイルになりました。
最近は急に寒くなってきたので、外気浴も本当に短い時間ですが。。
 

生後8ヶ月の娘との力関係

娘はクリさんに興味津々。
ずり這いで移動できるようになり、クリさんに向かって移動→毛を掴む→クリさん反動で転びそうになる って感じで完全に娘の方が強くなってしまいました。
 
不思議とクリさんは娘にはガウガウ言わないし、娘からクリさんを守らねば…と思っています。
 

丸くなったのか諦めてるのか

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ガウガウといえば、最近本当に弱ってきたなーと思ったのが、知らない人に撫でられても抵抗しなくなったこと。
今までだったら、目が合っただけでガウガウ吠えていたのに。。
びっくりして、思わず写真↑に撮ってしまいました。
 
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更に更に、今日は遊びに来てくれた後輩ちゃんにヨタヨタと近づいたなと思ったら、彼女のスリッパを枕に小一時間ほど寝てしまいました。
 
もしかして、私に甘えたいのを我慢してた?と思ったら少し切なくなりました。
 

後悔しています

前にも書きましたが、娘が生まれてからどうしても娘中心の生活になり、クリさんに目や手や心をかける時間が激減してしまいました。
 
その大きな要因として、出産後に里帰りした事で私とクリさんの間に何とも言えない距離ができてしまったということがあります。
 
出産後、私はクリさんに側にいて欲しいと思って一緒に実家に帰りました。
しかし赤ちゃんと同じフロアにいる事を母に猛反対され、寝不足と産後ブルーでボロボロだった私は反対を押し切ることもできず、1ヶ月ほどクリさんと別々に過ごしていました。
(実家は二世帯住宅なので、私と赤ちゃんはかつて祖母が使っていた2階、クリさんは両親の使っている3階にいた)
 
1日1回はクリさんと面会?していたものの、本当に一瞬だけで撫でたりすることもできませんでした。
 
1ヶ月後、クリさんの顔はびっくりするほど老けてしまい、目もなんだか虚ろ。
私の撫でようとする手にガウガウするようになっていました。
ガウガウされると、いくらクリさんでもやっぱり怖い。撫でるのが怖い。
クリさんに触れるのが怖い、と思ってしまった事がもうショックでショックで、里帰りしたことを激しく後悔しました。
(母が悪いとかではなく、私自身の選択を誤ったという意味で)
 
一度できてしまった心の距離はなかなか縮まらず、元に戻るまでに半年以上かかってしまいました。
今も完全に戻ったとは言えないかもしれません。
 
しかし不思議なもので、心の距離はできてしまったものの、クリさんが家の中でウンチやしっこをしてしまっても全く汚いとか嫌だとか思わないんです。
むしろ、おじいちゃん、ちゃんとうんこ出て良かったね、みたいな。
 
もう昔みたいに猫っかわいがりはできないかも知れないけど、側にいてくれる間は少しずつでもまた心の距離を近づけていきたいなと思っています。
 
私と一緒にいて、幸せかな?
寂しい思い、たくさんさせたよね。
私のワガママかも知れないけど、もう少しだけ一緒にいてね。