柴犬17歳との日常&介護日記

17歳オスの柴犬「くり」との日常や、いよいよ本格的になってきた介護の記録です。

6/7 老犬と過ごす日々で変わった犬への想い。

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雨が嫌すぎて、歩くのを拒否。
歩かないと家に戻れませんよー!



先日、母に娘の子守りをお願いして、久々に私がクリさんをお風呂に入れました。
娘を妊娠して以来のことでした。

昨年の夏、妊娠してからすぐひどい悪阻に悩まされ、湯気で吐く程だったのでクリさんをお風呂に入れることが難しくなりました。
数ヶ月たって、悪阻が楽になってきたら今度は切迫早産で正産期まで自宅安静。
そんな状況だったので、実に約1年ぶりに洗ってあげる事ができました。
(それまでは母がクリさんを洗ってくれていました)

シャンプーを付けて、体をすみずみまで触っていると、本当に小さくなったなぁ…って思いました。
後ろ足の太もも?部分なんて、筋肉がすっかり落ちて煎餅みたいに薄い。
背骨も曲がっているし、全体的に肉がおちて骨っぽい。
何よりお風呂となると一生懸命抵抗していたのに、足を踏ん張ることができずにぺたーんと横になって体を完全に預けてきました。

ますますお爺ちゃんらしくなってきちゃったね。もう16歳半だもんね。

娘が生まれるまでクリさんは自分の子供のような感覚でしたが、ここ数ヶ月の老いっぷりも影響してか、少しだけクリさんへの思いが変わってきました。

そんな自分の心境の変化に少し戸惑っていたのですが、この間久しぶりにクリさんをお風呂に入れた事で、すとんと心に落ちたので忘れないうちに書いておきます。

クリさんは私が中学生の時にやってきて、家庭の問題で一時母と家を出て人生で最も辛かった時も、家庭の問題が落ち着いたのを機に1人暮らしを始めた時も、今の旦那と同棲を始めた時も、結婚・妊娠・出産した時もずーっと離れる事なく一緒にいてくれて、私の支えになってくれました。

気付けば、私の子供ではなくむしろ私をずっと見守っていてくれたお爺ちゃんみたいな存在になっていました。

ちょっと前までは、クリさんが年をとっていつかいなくなるって考えるだけでとってもとっても悲しくなって、やだやだやだー!って思っていましたが(もちろん今もそうですが)、今はどちらかというとその事実を認められる様になったというか、お世話になった感謝の気持ちが大きくて、クリさんもいつか亡くなる時が来るんだな、その時までできるだけ寄り添って行こう…と思えるようになりました。

あーすでに泣きそう。笑
きっとクリさんが亡くなったらものすごいショックで悲しくて苦しくてたくさん後悔するんだろうなぁ。。

最近、そんな事ばかり考えてます。